洪水多発にあえぐジャカルタ 地盤沈下と海面上昇が複合的に影響
インドネシアの首都ジャカルタでは、人口約1,000万人を抱える沿岸地域で満潮時の洪水が多発しています。これは、地下水の過剰利用による地盤沈下と、地球温暖化に伴う海面上昇が複合的に影響しているためです。
地元政府は、この問題に対処するために、防潮堤の建設や住民の移住支援など様々な対策を模索していますが、根本的な解決にはまだ時間がかかる見込みです。
写真はインドネシア政府が提供した、船のように水に浮かぶ水上ハウスで、2025年8月に撮影されたジャカルタ北部沿岸部の様子を示しています。
地下水の過剰利用は生活用水や工業用水として広く行われており、それが地盤沈下を加速させていることが課題です。一方で、地球温暖化による海面上昇も被害を深刻化させています。
これらの複合的な問題は、住民の生活基盤に深刻な影響を及ぼしており、今後の都市計画や気候変動対策において重要な課題となっています。
