たん検査、肺がん検診から除外 喫煙率低下で効果小さく

たん検査、肺がん検診から除外へ 喫煙率低下で効果が小さく

2025年10月10日 18:19(2025年10月10日 18:21 更新)

肺がん検診で、50歳以上のたばこを多く吸う人を対象に、胸部エックス線検査と併用されている「たん(痰)の検査」について、厚生労働省の有識者検討会は10日、喫煙率の低下などにより得られる効果が小さくなっているとして、2025年度以降の肺がん検診から除外する方針を示しました。

たんの検査は肺がんの早期発見を目的として長年実施されてきましたが、近年の喫煙率の減少に伴い、検査による有効性が低下していることが背景にあります。

今回の見直しにより、肺がん検診は主に胸部エックス線検査に重点を置くこととなり、たんの検査は段階的に廃止される見通しです。

詳細な検査方法や対象者の変更については、今後厚生労働省から正式に発表される予定です。

※本記事は有料会員限定の記事の一部を編集・抜粋して掲載しています。

https://www.nishinippon.co.jp/item/1409954/

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